編集室編集室 △元日の朝早々、一休禪師は墓場から拾つてきたしやれからべを、祝酒にどよめく京の家々の門口からさし出して「御用心々々々」と言ひ廻つた。その無作法を咎めた人に向つて「目が出て穴ばかり残つたしやれかうべ程目出度いものはない」と答えたと、「一休咄」が博えてゐる。...